一つのことをきわめる人は、かっこいいです。
「極める」とも、「究める」とも書けます。好奇心に身を委ねて本を読み、人に会って話を聞き、実際に体を動かしてみて、また情報を集め……。このスパイラルによって一つのことがきわまっていくのだと思います。
昨年の2014年夏、筆者の関口はとても魅力的な方にお会いしました。「ジンケンさん」と呼ばれるその人は、神野賢二さんというマウンテンバイクのツアーガイドでした。ウェブサイトを拝見すると、なんだかすごい経歴。
ガイドをする以前は、都内の大手メッセンジャー企業に勤めて、毎日ペダルを踏んでいました。
TUBAGRAというチームに所属するプロライダーです。例えばこんな(↓)こと、さくっとやってくれます。
書いた論文は、こんな(↓)共著として出版されています。テーマはメッセンジャーの労働社会学。
武蔵五日市にある「39ひろば」にも深くコミットしています。ここは、ジンケンさんなどが中心になったボランティアが運営するマウンテンバイクの遊び場です。荒れた空き地を重機も使わずに開拓したこの広場は、管轄するあきる野市公認。マウンテンバイクやBMXライダーが集まり、管理や拡張を進めています(無断での使用は一切できませんが、ご興味ある方はウェルカムとのこと。下記のfacebookページを見て連絡してみてくださいね)
https://www.facebook.com/39hiroba
自転車スパイラルとでもいいましょうか。自転車を軸にすべてが回って、周囲もどんどん巻き込んでいます。
自転車の楽しみ方の一つの答えが裏山ライド
そんなジンケンさんが主催するガイドツアーが「裏山ライドTOKYO」です。「武蔵五日市エリアや檜原村は、東京の裏山のようだという理由でこの名前にしました。ここを思い切り楽しむのにマウンテンバイクが最高なんです」(ジンケンさん)。
都心から90分程度で行けて、大自然を満喫できる東京の裏山。釣りやキャンプなどで訪れたことがある人も多いかもしれませんが、小回りが利いてある程度遠くにも行け、オフロードも走れるマウンテンバイクは確かに最高の遊び道具です。
参加した感想は、マウンテンバイクってこういう楽しみ方があるのかと、たくさんの発見がありました。
様々な角度から自転車を見てきたジンケンさんのツアーから、走るエリアや環境を尊重する姿勢をひしひしと感じます。街の歴史や特徴などを丁寧に紹介してくれます。また、乗る人の技術に合わせて、マウンテンバイクの楽しみ方を教えてくれます。
そんなわけでジンケンさんと裏山ライドに完全に魅せられてしまった筆者。7/26にソウのメンバー2人も巻き込んで裏山ライドに行ってきます。
よろしければご一緒しませんか。オフロード多めのプランです。詳しくはこちらをご覧ください。
「MTBデビューは 東京の“裏山”で」https://dewey.so/articles/55
雨が降りませんように!