前編はこちらから。
今回のウガンダツアーは現地4泊の全6日間の日程で組みました。参加者は僕とロニーを含めて総勢7名。旅の途中途中でロニーの昔からの親友やドライバーが入れ替わり立ち替わり同行していたので、常に8-9人で移動していた形になります。(ほんと、どこに行っても大切なのは友達ですね)
旅はいつだってそうですが、今回のツアーも大変濃密なものとなりここで全てを共有することは到底できないので、今回の後編ではいくつかのポイントに絞って様子や感じたことをお伝えしたいと思います。
ウガンダの都市
前回の投稿でも書いた通りアフリカは、そしてウガンダも、大いに経済が発展してきているようです。10年前や5年前と比較することが叶うならば、街を一目見ただけでその違いが分かるのかもしれませんが、あいにく今回は僕にとってのアフリカ大陸への上陸。空港に降り立って街を見回した最初の印象は、本当にまだまだこれからの国だな、というものでした。
ロニーの畑
首都カンパラから車で30-40分ほど走った小高い丘に(といってもウガンダの国土そのものが1000-1500mほどの高地であるが故に赤道直下でも気持ち良い気候なのですが)にロニーの畑”ルベガファーム”があります。(ルベガとはロニーのファーストネーム)
今はトウモロコシやキャッサバ、バナナやマンゴーなど様々な農作物が育てられていて収穫の時を待っている状態で、現地で働く2名ほどのスタッフが一生懸命草刈りをしてました。
彼らは畑の中にあるレンガ作りの住居に住み込みで働いているのですが、先述のホテルで働くスタッフより良い給料とのことで、まさにこういった活動を通じて40%とも言われる若年層失業率の改善に向けて動いていきたいものです。
僕らの土地、そして良さそうな中州発見!
ルベガファームの次に目指したのは僕とロニーで購入した土地(畑)のあるジンジャ。名前が良いですね、ジンジャ。イギリス植民地下にあった1907年に建設された都市で、世界最大の湖であるヴィクトリア湖、そして世界最長の河川であるナイル川に面した地の利が生かされて綿花や砂糖といった農作物をフェリーや鉄道で運ぶ中継地点として栄えていました。今では工業地帯の雰囲気は薄れ、豊かな水資源と広大な緑を背景にリゾートエリアとなりつつあり、既にいくつかの立派なリゾートホテルやゴルフ場が運営されています。
この畑でもとにかく地元の人、特に仕事が不足しがちな女性を雇用することを最優先し、現在は3名のレディが働いてくれています。僕はキャッサバを育てていると聞いていて確かにキャッサバは力強く育っていたのですが、それ以外にも様々な作物が植えられていて土地の肥沃さを感じました。
キャッサバは9-10月には収穫・出荷ができるので、そこで得た資金をまた更に次の投資に回していこうと考えています。
そしてこの畑のすぐ近くにナイル川が通っているのですが、ちょうど前後1キロほど川は二本に分かれており、その間に挟まれた中洲を発見。この中洲のポテンシャルが高そうで一同大興奮でした。
「ヴィラを建てるか?」「いや雨季には水没するだろ」そんな議論が今も続いているところです。
定番のサファリ
都市を見て、自分たちの土地や畑をこの目で確かめで未来を構想した後は、定番のサファリツアーももちろんしてきました。ジンジャからカンパラへ戻って(車で1時間弱)、カンパラからバスに乗って約6時間、東京から大阪くらいの距離でしょうか。
このバスが過去10年で最悪級の不快指数で、一番の問題は道路に大きな穴が空いてるにもかかわらず避けずに時速100キロで飛ばすので、その度に乗客全員が10cmくらい浮くのです。この日はバス泊で車中で食事&睡眠、、、なんて予定を組んでいたのですが、現実はいつだって思い通りにはいかないものです。
でもこの不快を乗り越えた甲斐はありました。サファリ、もう、素晴らし過ぎて言葉も出ません。
ツアーを終えて
とにかく充実したツアーで、企画した僕らも楽しかったですし、参加いただいた皆さんも大いに喜んでいただけたようで「エクスペリエンス屋の社長」としてはこんなに嬉しいことはありません。
ウガンダ、そしてアフリカはこれからいよいよ大きく動き発展していく大陸です。日本のようにある程度成熟し徐々に衰退していく課題先進国で色々頑張るのも楽しい(ソウ・エクスペリエンスもまだまだこれから伸びる!)し、既に勃興してる東南アジアでひと勝負かけるのも良い。でも残りの人生があと40年50年あるのであれば、それこそアフリカに長期的に関わりつつ変貌していく様子を当事者として眺めていくのも面白いに違いないと僕は強く考えます。こんなに楽しい「エクスペリエンス」、なかなかありません。
もしこの記事を読んでウガンダやアフリカに興味を抱かれた方は、ぜひご連絡ください。そして一緒に見に行きましょう、議論をしましょう、アクションを起こしましょう!
最後の夜は…
最後の夜は皆で美味しいディナー!なんて思っていたら大渋滞で到着が遅れに遅れ、お店も閉まり、結局ショッピングモールでビール買い込んで駐車場で即席パーティ、というわけでお読みいただきありがとうございました。
次回ツアーは来年2月頃を予定しているので、「参加したい!」という方はあらかじめ参加意思表明していただけますと幸いです。
以上、西村でした。